角聖子さんの『ピアノがうまくなるにはワケがある』という本を読んでみた。
これがまた、大人の初心者&やり直しピアノの気持ちを熟知されていて、随所でそうそうそうなのよ!とつぶやいてしまった。
”大人ピアノ“は、かれこれ20年以上前に楽譜の読めないお父さん向けに出したCDがきっかけだそうで、どうりでよくご存知な訳だ。
心に残ったのは、マジメに完璧に弾こうとする人が多く、それで挫折してしまう人もいるけれど、完璧に弾くよりもっと、大切なことがある、という言葉。
出来る出来ないに重きを置くのではなく、もっと自由に楽しんで弾くこと、人の心に届く音(たとえ一音でも)を耳で確かめながら弾くこと、そういうのが大切なんだって。
そしてそれは、難しい曲でなくても可能なのだって。
自由に!
楽しく!
自分らしく!
そして、人との繋がりを感じながら弾く!
心や感性には老いはないという。
うれしいじゃん!
そういえば、中学の時の美術の先生(画家でもあった)がこんなことを言っていたのを思い出した。
「上手い絵が良い絵とは限らないんだよ。」
下手くそでも、人の心に触れる音が出せたらいいよね。
でも、これって楽譜通りに弾くより難しくね?笑
でもまあ、自由に楽しんで弾けばなんとなく気持ち、伝わるかな?
角さんのブログも親しみがあってちょっとファンになっちゃった。
こちら→角聖子の夢人通信