『グレン・グールドは語る』という本を読んでいる。
正確にいえば、まだ半分くらいのところ。
簡単なエピソードは良いのだが、音楽の知識が乏しい自分にとっては、グールドの語る音楽を理解して楽しめないのだ。
表面的に読むならば読めるのだろうけれども、グールドがどうしてそう思ったのか、そうしたのか、せっかくなら知りたいと思うのに、専門的過ぎて私には「そういうもの?」っていう感じでしか受け止められない。
インタビュー形式で書かれていて、インタビュアーのジョナサン・コットさんも一般向けに噛み砕いた言葉で工夫しているらしいし、訳者の宮澤淳一さんも注釈をいろいろつけてくださっているので、もう少しじっくり腰を据えて読む必要があるのかな。
もっとサラサラっと読んでグールドを知ることができると思っていたので、大間違いだったけれど、もう少し粘って読んでみるよ。
なんと言っても、大好きなグールドを知るためだからね。